20.1.15
完璧とは程遠い今の生活に不思議な安心感を覚える。
絶望はいつだって一歩後ろは愚か、足の下にまで僕を引きずりこもうと手を伸ばす。
断片的にしか残ってない記憶の縫合でにも慣れたもので、今では十中八九の縫合に成功する。
朝はいつも太陽が連れてくるのに夜は風に乗ってやってくる。風が連れてきた夜は昇る太陽に無慈悲にかき消される。
起き抜けのカボチャの甘さ
よだれ臭いクマの頭
足元で丸くなり暖を取る猫
寒空の公園で食べるアイス
等身大で少し無理をする程度の生活
換気の機能をとうに諦めた換気扇の回る音
聞き飽きたYouTuberの笑い声
最近気付いたのだが、一歩バランスを崩せば崩壊してしまう今の生活を僕は愛している。
絶望はいつだって寄り添ってくれて、僕はそれに安堵して今日も眠りにつく。
ふりしきる雨が名称の分からない何がを流してくれる事に今日もダメ元で期待する。
おやすみなさい
1.15 江東区 雨 7度C