まつな

赤いくらげの人

20.1.31

小学四年生 学習塾 花より花と形容されるべき笑顔を思い出す

他人の不幸を背負うには自分の不幸の処理すらままならない僕にあの子の不幸を背負わせてくれと 好きでもない神に祈ってみる

 

以下あの子のためだけに

 

 

 

僕の生活はあいも変わらずうだつの上がらない毎日で風の色の移り変わりにやたらと敏感になりました

週末だからか人も多く僕の最寄り駅は喜怒哀楽に溢れています

猫が今日とて丸くなるこの部屋は感情だけが文学として形をなんとか保てています

 

雨の日に傘がさせず

さよならをロクに言えず

他人の人生から逃げる事で解決したと勘違いする

あの日言われた通り僕はバカです

 

色んな薬を飲んでみたり

引っ越しを繰り返したり

試せる自傷は一通り通ってみたりしたけれど

僕のバカはきっと一生治りません

 

教えてくれた音楽を聴いて始めたバンドを

僕は未だに続けています

あの日口ずさんでいた曲を今でも

自分のライブ前に聴いて

僕は未だにバンドを続けています

 

多分これが初恋って事だったんだろうな と10年は下らない昔の事を今になって思います

僕は明日も生きぬきます

生活の線が交わる事はもうないだろうけど

そちらもどうか お元気で

空は決して褒められた色ではないけど

今夜はすごく晴れてます

 

20.1.31 渋谷区 6℃ 快晴