まつな

赤いくらげの人

19.10.28

吸った煙に思い出を混ぜる

朝日が照らす六畳一間

吐いた煙と思い出で満ちていく感覚

回り続ける換気扇は絶え間なくそれを吸いこむ

脳内にまだある思い出 あぁ失敗だと気づく

 

救いの何かを探してる

場所か人か 言葉か音か 匂いか性か愛か涙か

何回も言ってる

‘all i know is you can take me there’

の言葉を今日も反芻する

youなんて人じゃなくても何でも良いし

thereもどこでも良い地獄でも良い

ただここじゃないthere

そのお迎えをただ待っている

情けないほど他力本願で生きている

 

ここにいたい自分とここにいたくない自分

そのバランスをいつも間違え誰かを傷つける

今の生活がが嫌いなの -そうじゃない

どこに行きたいの -わからない

1人で行くの -誰かも分からないyouを待ってる

自分勝手なのね -今に始まった事じゃない

 

現実を上手く生きれない

街の持つリズムに馴染むことはとても怖い

ポケットに1つ愛を見つける

ああ今日もここに生き延びたと安堵する

 

19.10.28 江東区 16℃ 晴れ